英会話では無言になるな

      2016/08/13

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日本語で何か質問された際、日本人はすぐには返答をせずに、「うーん」とうなって、時間をかけ答えを慎重に考えることも少なく無いと思います。
日本人はこういった沈黙を上手く使います。「うーん」とうなった顔をしていれば、相手が日本人であれば「あぁ、この人は考えているんだな」と理解してくれます。

「うーん」ではわかってくれない欧米人

しかしながら、相手が欧米人である場合、「うーん」とやってみせても、欧米人には「こいつは何うなってるんだ?」としか写りません。
これは、基本的に欧米のコミニュケーションは低文脈文化(ローコンテクスト)だからです。

この文脈文化(コンテクスト)という考え方は、アメリカ合衆国の文化人類学者エドワード・ホールによって提唱された概念で、世界中の言語コミュニケーションの型を高文脈文化と低文脈文化に分類したものです。それぞれの特徴は以下の通りです。

高文脈文化のコミュニケーションとは、実際に言葉として表現された内容よりも言葉にされていないのに相手に理解される(理解したと思われる)内容のほうが豊かな伝達方式であり、その最極端な言語として日本語を挙げている。

一方の低文脈文化のコミュニケーションでは、言葉に表現された内容のみが情報としての意味を持ち、言葉にしていない内容は伝わらないとされる。最極端な言語としてはドイツ語を挙げている。

Wikipediaより

この分類で興味深いところは、ハイコンテクストにおける沈黙は不快でない一方、ローコンテクスにおける沈黙は「コミュニケーションの途絶として不快である。」と解釈される点です。

つまり、ローコンテクスト社会では、わからないなら「わからない」、考える時間が必要なら「考えさせてくれ」、時間が必要なら「ちょっと待ってて」と言葉にしなければいけないのです。

エレベーターやで一緒になった他人とも話す欧米人

欧米諸国に旅行にいった経験のある人なら、気づいたと思いますが、基本的に欧米人は他人によく話しかけます。エレベータに乗り合わせた時が典型的でしょう。また、電車やスキーのリフトで隣り合わせになった時なども積極的に話しかけてきます。

これにはいろいろと理由があると思いますが、一説によると「自分は危険ではない」という意思表示のためという説明がされています。特にアメリカは銃社会で自己防衛が認められているので、誰が危険で誰が危険でないか見分けることはとても大事です。無言でいると「なんか危険なやつ」とみなされてしまうかもしれません。こういった背景からも、欧米人は同じ空間にいる人同士が無言である状態をとても嫌うのです。

我々日本人も、こういった場面に遭遇した場合は、「自分は危険でない奴」と相手にわかってもらうためにも、なるべく無言は避けた方が良いでしょう。

質問には1秒以内に反応する

さて、それでは英語で何か質問された時にはどうすれば良いのでしょうあ。欧米人に対しては「質問されたら1秒以内に何らかの言葉を発する」というのが正解です。1秒以内なら無言とはみなされません。なので、質問されて答えがわかるときには、すぐさま「Okay」と言いましょう。

ただ、英会話が苦手な人は、1秒以内にOkayと言えるシチュエーションは少ないと思います。そもそも、質問が聞き取れない、又は意味がわからない場合が大半でしょう。

そういった場合には以下のような言葉を1秒以内に発しましょう。

  • Excuse me?
    (ごめんなさい?)
  • Please say that again?
    (もう一度言っていただけますか?)
  • Could you speak more slowly please?
    (もう少しゆっくり喋っていただけますか?)
  • I’m afraid I don't understand.
    (ちょっとわからないのですが、)

こうやって、もう一回質問をしてもらいましょう。無言になってはいけません。

「ちょっと待って」と言って4秒を買う

もう一度質問されて、これはちょっと時間がかかるなぁ、という場合には、「ちょっと待って」と言葉を発すると、追加の4秒を買うことができます。

追加の4秒を買うための言葉には以下のようなものがあります。

「ちょっと待って」系

  • Give me a moment,
  • Wait a minute,
  • Hold on a sec,

「う~ん」系

  • Hmmm,
  • Well,
  • Let me see,
  • You know,

「うーん、鋭いねぇ」系

  • That's a good question.
  • That' a good point.

そして、その4秒間の間に答えを考えます。
4秒以内にわからなかった場合は、また上記のどれかを言って追加の4秒を買います。

初級者ほど質問に早く答えるのは困難なので上記の言葉をマスターする必要があるのです(現在の英語教育では教えられていませんが、、、)。

まとめ

日本人の「考えさせて」という”仕草”はローコンテクストな欧米人には全く通用しません。なので、上述したような「考えさせて」という言葉を覚え、一刻も早くマスターしましょう。

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