「美人税制度」が導入されたらどんな社会が待ち受けているのか

      2016/10/05


先日、「世にも奇妙な物語」というテレビ番組で「美人税」という話が取り上げられていました。

これは、美人は日頃得をしているのだから、いわゆるルックスが普通の女性との格差を是正するために「美人税制度」を導入し、美人であったら税金をより多く納めなければならない世界になったらどうなるのか、といった世界を描いた作品です。

美貌格差は実際問題として存在することは確かでしょう。現に、美貌格差の障害収入の差についても試算がなされています。

この社会にはきれいごとがあふれている。人間は平等で、努力は報われ、見た目は大した問題ではない――だが、それらは絵空事だ。往々にして、努力は遺伝に勝てない。知能や学歴、年収、犯罪癖も例外でなく、美人とブスの「美貌格差」は約三六〇〇万円だ。

via 橘玲『言ってはいけない―残酷すぎる真実―』|書評/対談|新潮社

さて、このストーリーのオチが気になるところですね。

私は経済合理性から考えた「美人であればあるほど経済的に損をすることになるので結果的にブス税が導入される」と予想しました。

なぜなら、美人になるためにエステに通ったり整形したりして、そうやって美人になれた結果、より多くの税金を徴収されるという世界では、美人を目指せば目指すほど貧乏になる。それならば、経済合理性から考えてブスを目指した方が得になると容易に導きだされるからです。

しかし、この予想は間違っていました。

「世にも奇妙な物語」のオチはこうでした。

「美人の定義が変わる」

どういうことかというと、今まで美人と認識されていた主人公が、周りから次第にブスだと認識され始めます。

確かに、歴史を振り返れば、平安時代の美人はかなりのポッチャリ系で、美人の定義は時代と共に変遷してきました。

ブスが得する世界では、ブスは美人とみなされ、美人はブスとみなされる。

自分の考えより一歩上をいったオチでした。

この話を見て、ありとあらゆる社会現象は経済合理性で説明できてしまう、と改めて実感しました。

経済合理性という概念を念頭に置いて、社会がどう変わっていくか見極めていきたいと思います。

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