英単語を覚える前に英会話の無言禁止ルールを理解しましょう。

      2016/10/13

Kodomo kyoushitsu eigo

英単語を覚えればいいってものではありません。会話のルールが違うのです。

英単語は知っているのにどうしても英会話が苦手という人は英会話のルールを理解していないのです。

英会話の最も基本的なルールは、以下の一言に集約されます。

英会話は無言になるな

日本人は「沈黙は金なり」という文化が浸透していますが、欧米では必ずしも当てはまりません。

今回は、その理由を紹介したうえで、日本人が陥りやすいミスとその対策を一つずつ紹介したいと思います。

「うーん」と唸ってはいけない

日本語で何か質問された際、日本人はすぐには返答をせずに、「うーん」とうなって、時間をかけながら慎重に答えを考えます。

日本人はこういった沈黙を上手く使います。「うーん」とうなった顔をしていれば、相手も「あぁ、この人は考えているんだな」と理解してくれます。

しかしながら、相手が欧米人の場合、いくらこちらが「うーん」とやってみせても、「こいつは何唸ってるんだ?」としか写りません。

これは、欧米のコミニュケーションが低文脈文化(ローコンテクスト)に分類されるからです。

この文脈文化(コンテクスト)という考え方は、アメリカ合衆国の文化人類学者エドワード・ホールによって提唱された概念で、世界中の言語コミュニケーションの型を高文脈文化と低文脈文化に分類したものです。それぞれの特徴は以下の通りです。

項目 高文脈 低文脈
情報伝達の手段 言葉+状況や文脈 言葉
使用するツール 曖昧な言語+非言語コミュニケーション 正確性が必要とされる言語
情報共有の方法 一般的な共通認識に基づく 言葉に基づく
契約 状況によって柔軟に変更される 変更は容易ではない
意思決定 感情的 論理的
沈黙 不快ではない 不快

(出典: Edward T. Hall.『Beyond Culture (1976) 』日本語訳 岩田慶治・谷泰共訳『文化を超えて』〈阪急コミュニケーションズ(1993年)〉より改変)

この分類で興味深いところは、ハイコンテクストにおける沈黙は不快でない一方、ローコンテクスにおける沈黙は「コミュニケーションの途絶として不快である。」と解釈される点です。

つまり、ローコンテクスト社会では、わからないなら「わからない」、考える時間が必要なら「考えさせてくれ」、時間が必要なら「ちょっと待って」と言葉にしなければいけないのです。

エレベーターで無言になるな

欧米諸国に旅行にいったことのある人なら経験があると思いますが、欧米人は初対面の人によく話しかけます。エレベータやスキーのリフトで乗り合わせた時なども積極的に話しかけてきます。

その理由は、一説によると「自分は危険ではない」という意思表示のためだと言います。特にアメリカは銃社会で自己防衛が認められているので、誰が危険で、誰が危険でないか見分けることは命がけです。無言でいると「なんか危険なやつ」とみなされてしまうかもしれません。こういった背景からも、欧米人は同じ空間にいる人同士が無言である状態をとても嫌うのです。

日本では比較的治安が良いためこのような文化は育ちませんでしたが、海外に行った際は、「自分は危険でない」と相手に認識してもらうためにも、エレベーターなどで無言になるのは避けた方が良いでしょう。

質問には1秒以内に反応しろ

いざ英語で何か質問された時にはどうすれば良いのでしょうか。

欧米人に対しては「質問されたら4秒以内に何らかの言葉を発する」というのが正解です。

4秒以内なら無言とはみなされません。なので、質問されて答えがわかるときには、すぐさま「Okay」と言いましょう。

ただ、英会話が苦手な人は、1秒以内にOkayと言えるシチュエーションは少ないと思います。そもそも、質問が聞き取れない、又は意味がわからない場合が大半でしょう。

そういった場合には以下のような言葉を1秒以内に発しましょう。

  • Excuse me?(ごめんなさい?)
  • Please say that again?(もう一度言っていただけますか?)
  • Could you speak more slowly please?(もう少しゆっくり喋っていただけますか?)
  • I’m afraid I don't understand.(ちょっとわからないのですが)

こうやって、もう一回質問をしてもらいましょう。無言になってはいけません。

「ちょっと待って」を使いこなせ

もう一度質問されて、これはちょっと時間がかかるなぁ、という場合には、「ちょっと待って」と言葉を発すると、追加の4秒を買うことができます。

追加の4秒を買うための言葉には以下のようなものがあります。

「ちょっと待って」系
* Give me a moment,
* Wait a minute,
* Hold on a sec,

「う~ん」系
* Hmmm,
* Well,
* Let me see,
* You know,

「うーん、鋭いねぇ」系
* That's a good question.
* That' a good point.

そして、その4秒間の間に答えを考えます。4秒以内にわからなかった場合は、また上記のどれかを言って追加の4秒を買います。

初級者ほど質問に早く答えるのは困難なので上記の言葉をマスターする必要があるのです。

まとめ

いかがだったでしょうか?
英会話は、付け焼刃的な単語をひたすら暗記するのではなく、こういった土台となるルールを理解してこそ、実用的なスキルが身につくと思います。

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