現代ポートフォリオ理論の構築に寄与した3人のノーベル経済学者についてまとめてみました。

      2017/01/03

インデックス投資の合理性を説明する「現代ポートフォリオ理論」について勉強しました。

僕は、持論として「学問は歴史とともに学ぶ異なるで理解が深まる」と考えています。

そこで、今回はノーベル経済学賞を受賞した3人の経済学者についてまとめます。

参考にしたのは以下の本です。橘玲さんの本はどれもわかりやすいです。

備忘録的な内容ですが、紹介させていただきます。

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ハリー・マーコウィッツ

1952年、シカゴ大学の大学生マーコウィッツは、博士論文のテーマに「株式」を選びました。彼は株価の上がり下がりは、水に浮かんだ花粉の微粒子と同じ「ブラウン運動」と同じようなものだと考え、だとすれば株価の動きは確率論や統計学の手法を用いて記述できると考えたのです(効率的市場仮説)。

株価変動はランダムな動き(リスク)とトレンド(期待リターン)が組みあわさったものなので、リスク(≒分散)を打ち消しあう銘柄を組み合わせることで、期待リターン(≒傾き)を高く維持した最適な組み合わせができると主張しました(モダンポートフォリオ理論)。

こうして投資家たちは、複数の銘柄に分散投資して、リスク許容度に応じて銘柄の比重を変えるようになったのです(例: 若い投資家はIT銘柄の比重を高め、年金生活者は電力株の比重を高める)。

ジェームズ・トービン

イェール大学で経済学を教えていたジェームズ・トービンは大事なのは銘柄ではなく、株式と国債(無リスク資産)を組み合わせる事だと主張しました(効率的ポートフォリオ)。

こうして投資家たちは、リスク許容度に応じて株式と国債の割合を変えるようになったのです(例: 若い投資家は株式の保有比率を高め、年金生活者は国債の割合を高める)。

ウィリアム・F・シャープ

ウィリアム・F・シャープは、ある株の値動きは

1.銘柄固有の動きα(切片)
2.市場感応度β(傾き)
3.予測不可能な出来事

の3つの組み合わせであると主張しました(資本資産価格モデル:CAPM(キャップエム)。分散投資は3の「予測不可能な出来事」を消し去る効果があり、1の「α(切片)」は一定であるから保有するポートフォリオのリターンは最終的にβで決定される事になると考えました(ベータ革命)。

そして、シャープは効率的ポートフォリオは「世界の株式市場の縮小コピーである」と結論付けたのです。

こうして投資家たちは、各国の市場のインデックスを時価総額に応じて投資をするようになりました(例: 米国株インデックス50%、日本、ロンドン、ヨーロッパ市場のインデックスが各15%、その他の国のインデックスが5%)。

さいごに

実は、これまであまり理論を勉強せずにインデックス投資を実践してきました(それでも簡単に始められるし、成果が出てしまう)。

これからは実践のみでなく理論についても理解していきたいと思います。

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