自分の勝てる分野で戦おう!為末大さんの「諦める力」を読んで、「捨てる重要性」を再認識しました!

   

話題になった為末大さんの「諦める力」を読みました。

本書を読んで改めて、捨てる重要性を再認識しました。

為末さんは、高校生当時100m走でトップクラスの選手だったのにも関わらず、400mハードルの選手へと転向しました。

日本人だと、こういった決断は、

「100m走を諦めた」

とネガティブにとらえられがちです。

しかし、為末さんはこういった選択をもっとポジティブなモノだととらえるべきだと主張しています。

「諦める」という言葉の語源は「明らめる」だという。仏教では、真理や道理を明らかにしてよく見極めるという意味で使われ、むしろポジティブなイメ ージを持つ言葉だというのだ。そこで、漢和辞典で 「諦」の字を調べてみると、「思い切る」「断念する 」という意味より先に 「あきらかにする」「つまびらかにする」という意味が記されていた。それがいつからネガティブな解釈に変化したのか、僕にはわからない。しかし、「諦める」という言葉には、決して後ろ向きな意味しかないわけではないことは知っておいていいと思う。

本書を読んで僕自身の経験で思い出したことがあります。

僕も、高校時代は「将来は医者になりたい!」と思っていたことがありました。

しかし、医学部に入学するためには、センター試験で良い点数を取ることが必要条件でした。

僕はどうしてもこのセンター試験で高得点を取ることができませんでした。

センター試験は、いかにミスをしないかという点が問われる試験です。

当時の僕は、ミスをしないことよりも論理構築力が評価されない試験はおかしい、と考えていました。

しかし、冷静に考えると医者がミスをしないことを要求されるのは当然です。

むしろ、一つのミスが命取りになってしまうような世界に、自分は向いていないということを早い時期に思い知らされて良かったと思っています。

「諦める力」はスティーブ・ジョブズの言う「集中する」という意味と近いモノなのかもしれません。

彼も、アップル時代に、集中には捨てる選択が伴うことを強調していました。

「“集中する”というのは、集中すべきものに『イエス』と言うことだと誰もが思っている。だが本当はまったく違う。それは、それ以外のたくさんの優れたアイデアに『ノー』と言うことだ。選択は慎重にしなければならない。」
(スティーブ・ジョブズ)

人生において「諦める=捨てる」という選択を繰り返すことによって自分が本当に勝てるフィールドを選べるようになっていくのかもしれません。

社会進化論的にも子供は「勝てる分野で戦う」ことを遺伝子レベルでインプットされていることがわかっています。

子供は友達集団の中でグループの掟に従いながら自身の役割(キャラクター)を決めて目立たせるという複雑なゲームをしている。
(橘玲『言ってはいけない―残酷すぎる真実―』〈新潮新書〉)

子供がクラス内でキャラを確立していく感覚で自分の戦場を選んでいくことが重要なのだと思います。

軽く読めてとても考えさせられる本でした。Amazonの読み放題対象商品ですので是非読んでみては如何でしょうか。

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