貴重な時間を時代遅れの学問に費やすな!橘玲「読まなくてもいい本」の読書案内の書評

      2017/01/07

今、勉強しているコトって本当に「知の最前線」なのかな?と不安になることってありませんか?

  • 今勉強している学問って時代遅れじゃないかな?
  • 今の時代何から勉強するべきなのかな?

と読書家のビジネスパーソンなら誰もが一度は抱く疑問でしょう。

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僕も様々な学問に触れる機会があるのですが、それらを体系的に理解するには至っていませんでした。

そんな時、とても良い本に出会いました。

本書の紹介文を読んで即ポチりました。

人生でもっとも貴重な資源は時間なのだから「古いパラダイムで書かれた本」は、今すぐ捨てよう

本書は、いわゆる「知の最前線」を5日で読み終えられるよう解説されています(僕は5日じゃ読めませんでしたが)。

複雑系、進化論、ゲーム理論、脳科学、功利主義の5部構成でそれぞれの学問の発展を歴史を交えて解説しています。

最終章でそれらが混じり合い一つのメッセージに集約される本書の構成は見事です。

ずいぶん長い時間がかかってしまったけれど、この本でいいたいのはこのかんたんな図にすべて表されている。遺伝学、脳科学、進化心理学、行動ゲーム理論、行動経済学、統計学、ビッグデータ、複雑系などの新しい 〝知 〟は、進化論を土台としてひとつに融合し、ニューロンから意識(こころ)、個人から社会・経済へと至るすべての領域で巨大な「知のパラダイム転換」を引き起こしている。これによって自然科学と人文諸科学は統合され、旧来の経済学、哲学、心理学、社会学、政治学、法学などは10年もすればまったく別のものになっているだろう。心理学が心理社会学に脱皮したように、進化経済学、進化社会学、進化政治学、進化法学が登場し、最後に「進化」の冠が取れて知の統合が完成するのだ(残念ながらそこに旧来の哲学の場所はないだろう)。
だとすれば、きみがまずすべきなのは新しい〝知 〟のおおまかな地図を手に入れることだ。日本語でもすぐれた入門書が出ているから、ちょっと張れば高校生だってじゅうぶんできる。そうすれば、難解で高尚なことをいっているように思えても、パラダイム以前に書かれたり、新しいパラダイムを理解できていないものをすぐに見分けることができるようになるはずだ。ひとの一生は限られているから、人生でもっとも貴重な資源は時間だ。「学問」の世界の既得権を守るために、使いものにならない古臭い理論を「アカデミズム」の名で(それも大学の高価な授業料まで取って)押しつけてくるひとたちを相手にしているヒマはない。

「この図」は本書で読んでみてください。最後まで飽きることなく読み通せました。いつでも参照できるよう手元に置いておきたい一冊です。

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