貿易赤字の何が問題なの?貿易収支、財政収支、民間収支の関係を学ぼう!

      2017/01/03

ここ数日で、マクロ経済学の恒等式なるものを学びました。

この公式に登場するプレーヤーは民間、政府、海外の3者です。

さっそく紹介しましょう。

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国民のポケットに入るお金(国民所得)は、「国民が消費したお金と投資したお金」に、「政府からの支出」と「外国からの収支」を加えたお金の総額です。

なので、以下の式を導くことができます(国内に入ってきたお金は、国内で支払われたお金に等しい)。

国民所得 =民間消費 +民間投資 +政府支出 +貿易収支

両辺に税収をマイナスして、わざとらしくカッコでくくると、

(国民所得 −民間消費 −税収)−民間投資 =(政府支出 −税収) +貿易収支

となります。

ここで、国民の所得から消費と投資を引いたモノは「貯蓄」、政府支出から税収を引いたモノが「公債」なので

貯蓄 -投資 =公債+貿易収支

という式が導けます。

さて、肝心の式の読み方ですが、例えば、

「貯蓄を投資で使い切らず余った場合、財政赤字と貿易黒字が増える」

と読むことができます。これは、貯蓄が多い日本のケースに該当します。

反対に、

「貯蓄より投資が多い場合は、財政黒字と貿易赤字が増える」

とも考えることができます。これは投資が活発なアメリカに該当するケースが多いですね。

こう見ると、

  • 「貿易赤字だ!」
  • 「財政赤字だ!」
  • 「赤字は悪だ!」

と騒ぐのはナンセンスだというのがわかります。

これらは相互に依存し合う訳だし、国内の貯蓄が多いか投資が多いによるところが大きいのです。

しっかしと経済を勉強して不安を煽るマスメディアの報道に流されないようにしましょう!

ちなみに、公式は以下のように書くことが多いようです。

民間収支+財政収支=貿易収支

詳しくは専門書を参考にしてください。

ちなみに、僕が勉強しようと思ったキッカケは以下の本でした。

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